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木造の福祉施設設計で快適性と持続可能性を実現|断熱・施工・環境への配慮

木造で温もりを。福祉施設設計の快適性と未来を創造
木造で温もりを。福祉施設設計の快適性と未来を創造

高齢化社会の進展に伴い、福祉施設の需要はますます高まっています。快適な居住空間を提供することはもちろん、環境への配慮も欠かせない要素となっています。そこで注目されているのが、木造建築による福祉施設設計です。木は再生可能な資源であり、温かみのある空間を創造するだけでなく、優れた断熱性も備えています。

 

本記事では、福祉施設における木造設計のメリットに着目し、快適な室内環境を実現するための断熱設計、品質管理を重視した施工の流れ、そして持続可能な社会を目指す設計アプローチについて解説します。特に、断熱性や施工、環境への影響に関心のある方は必見です。

快適な室内環境を実現する断熱設計


快適な室内環境を実現する断熱設計

福祉施設において、快適な室内環境は利用者の健康と生活の質に直結します。

 

適切な断熱設計は、夏涼しく冬暖かい室内環境を実現するだけでなく、結露の発生も抑制し、建物の耐久性向上にも貢献します。

◇断熱材の種類と選定

 

断熱材には、グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、フェノールフォーム、ポリスチレンフォームなどさまざまな種類があります。断熱性能は素材の特性だけでなく、厚さや施工方法によっても左右され、さらに地域ごとの気候条件によって必要な性能は異なります。そのため、設計段階で必要な断熱性能を計算し、それに見合った断熱材を適切に施工することが重要です。

断熱材の種類 特徴
グラスウール 施工性はやや難あり、安価
ロックウール 耐火性、遮音性が高い
セルロースファイバー 環境に優しい、断熱性能が高い
フェノールフォーム 高い断熱性能、薄くても効果が出やすい
ポリスチレンフォーム 水に強く、耐久性が高い

◇効果的な断熱施工のポイント

 

断熱材の効果を最大限に発揮するためには、隙間なく施工することが重要です。気密性の確保は、断熱性能だけでなく、省エネルギーにもつながります。

 

 

◇断熱による快適な温熱環境

 

断熱性能を高めることで、外気温の影響を受けにくくなり、冷暖房効率が向上します。夏は涼しく、冬は暖かく、一年を通して快適な室内環境を実現できます。

 

 

◇適切な断熱による結露対策

 

断熱材を適切に施工することで、壁体内結露の発生を抑制し、建物の劣化を防ぎます。結露はカビやダニの発生原因となるため、健康面からも重要な対策です。

品質管理を重視した木造建築の施工の流れ


品質管理を重視した木造建築の施工の流れ

木造建築の品質を確保するには、各工程における適切な施工と綿密な品質管理が欠かせません。

 

主な施工の流れと、それぞれの工程における品質管理のポイントを以下にまとめます。

◇計画・設計段階における品質管理

品質管理項目 詳細
詳細な設計図書の作成
  • 構造、断熱、換気など、各項目の詳細な設計図を作成し、施工者との認識齟齬を防ぎます。
  • 使用する木材の種類、含水率、防腐処理など、材料の品質基準を明確に定めます。
施工計画の策定
  • 施工手順、工程、使用する機材などを具体的に計画し、品質管理体制を構築します。
  • 各工程における検査項目、基準、担当者を明確にします。

◇材料調達・加工段階における品質管理

品質管理項目 詳細
材料の選定と検査
  • 設計図書に定められた品質基準を満たす木材を選定し、含水率、強度、防腐処理などを検査します。
  • 必要に応じて、JAS(日本農林規格)などの規格に適合した材料を使用します。
プレカット加工の品質管理
  • 工場でのプレカット加工では、設計図書との照合、加工精度、仕口・継手の品質などを厳しく検査します。
  • 加工後の材料は、適切な方法で保管し、変形や劣化を防ぎます。

◇施工段階における品質管理

品質管理項目 詳細
基礎工事
  • 地盤調査の結果に基づき、適切な基礎工法を選定し、正確な位置、高さ、水平を確保します。
  • 基礎の強度、耐久性、防湿性能などを検査します。
構造躯体工事
  • プレカットされた部材を、設計図書に従って正確に組み立てます。
  • 構造耐力上主要な部分の接合部、仕口、継手などを入念に検査します。
  • 構造材の垂直、水平、通りを確認し、構造躯体の精度を確保します。
屋根・外壁工事
  • 防水シート、断熱材、外装材などを適切に施工し、雨水の浸入、結露、熱損失などを防ぎます。
  • 各工程において、防水性能、断熱性能、気密性能などを検査します。
内装・仕上げ工事
  • 内装材、建具、設備などを丁寧に施工し、美観、機能性、安全性を確保します。
  • 各工程において、仕上がり、寸法、動作などを検査します。

◇竣工・引き渡し段階における品質管理

品質管理項目 詳細
竣工検査
  • 設計図書、施工記録、検査記録などを照合し、建物の品質を総合的に検査します。
  • 不具合箇所があれば、補修・是正を行い、再検査を実施します。
引き渡し
  • 建物の維持管理に必要な書類、設備の使用方法などを説明し、建物を引き渡します。
  • 定期点検やメンテナンスの計画を説明し、建物の長期的な品質維持をサポートします。

◇品質管理のポイント

品質管理項目 詳細
施工管理者の役割
  • 施工管理者は、各工程の品質管理を徹底し、問題が発生した場合は適切な対策を講じます。
  • 施工記録、検査記録などを正確に作成し、品質管理のトレーサビリティを確保します。
第三者機関の活用
  • 必要に応じて、第三者機関による検査を受け、品質の客観的な評価を得ます。
継続的な品質改善
  • 施工後も定期的な点検、メンテナンスを行い、建物の状態を把握し、必要な修繕を行います。
  • 施工記録や検査記録を分析し、品質管理体制の改善に繋げます。

これらの品質管理を徹底することで、安全で快適、そして持続可能な木造の福祉施設を実現できます。

持続可能な木造建築の設計アプローチ


持続可能な木造建築を実現するためには、ライフサイクルコストや環境負荷など、長期的な視点が重要になります。設計段階から適切なアプローチを取ることで、真に持続可能な福祉施設を実現できます。

 

 

◇ライフサイクルコストの低減

 

建設費だけでなく、維持管理・改修・解体など、建物のライフサイクル全体でコストを捉えることが重要です。木造建築は、適切な設計と施工を行うことで、長期的なメンテナンスコストを削減できます。例えば、耐久性の高い木材を選定したり、適切な防腐処理を施したりすることで、建物の寿命を延ばし、修繕費用を抑えられます。また、断熱性能や気密性能を高めることで、冷暖房費などの運用コストを削減することも可能です。

 

 

◇地域材の活用

 

地域の木材を積極的に活用することで、輸送にかかるエネルギー消費を削減し、地域経済の活性化にも貢献できます。地元の木材を利用することは、環境負荷低減と地域貢献の両立を可能にします。地域の森林資源を有効活用することは、森林の適切な管理にもつながり、持続可能な森林経営を促進します。また、地元の木材を使用することは、地域の気候風土に適した建物を実現することにもつながります。

 

 

◇長寿命設計

 

将来の改修や用途変更を想定した設計を行うことで、建物の寿命を延ばし、資源の有効活用につながります。可変性のある設計は、社会の変化にも柔軟に対応できる施設運営を可能にします。例えば、間仕切りの変更が容易な設計や、増築が可能な設計を取り入れることで、将来のニーズに合わせた改修が容易になります。また、建物の構造躯体を長寿命化することで、建て替えの頻度を減らし、廃棄物の削減にも貢献します。

 

 

◇環境負荷低減

 

木造建築は、鉄筋コンクリート造と比較してCO2排出量が少なく、環境負荷の低減に効果的です。建材の選定や施工方法にも配慮することで、更なる環境負荷低減を図れます。例えば、環境負荷の低い建材を選定したり、プレカット工法などの効率的な施工方法を採用したりすることで、建設時のCO2排出量を削減できます。また、太陽光発電や雨水利用などの自然エネルギーを活用することで、運用時の環境負荷も低減できます。

項目 説明
ライフサイクルコスト 建設から解体までの総コスト
地域材活用 輸送エネルギー削減・地域経済貢献
長寿命設計 建物の寿命延長・資源の有効活用
環境負荷低減 CO2排出量削減

木造建築は福祉施設の持続可能性と快適性を両立させる


木造建築は福祉施設の未来を拓く理想的な選択です。木の温もりは安心感を与え、高断熱性能は快適な環境と光熱費削減を実現します。設計自由度も高く、多様なニーズや地域社会との調和、環境配慮も可能です。太陽光発電を始めとした自然エネルギーの活用により、持続可能な施設が実現します。 

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設立  2015年12月7日
資本金   800,000円
代表社員  石橋 剛
登録  一級建築士事務所 静岡県知事登録(2)第7602号

有資格者

 

一級建築士 1名

二級建築士 1名

URL

https://www.ishibashi-sekkei.jp/